公共交通がもたらす豊かなコミュニケーション「まちのクルマ」プロジェクト | 神山町ふるさと納税

「バス停まで遠くて使えん」
「免許返納したら買い物や病院に行くのが困る」
「土日に習い事に行くための交通手段があれば」

町域の広い神山町で暮らしている住民の声を受け、令和5年4月から新しいまちの公共交通サービスがはじまります。

今まで当たり前にあった日常を取り戻したり、住民同士で誘い合う機会が増えたり、まちのいろんな世代の人たちが出会ったり。
移動が叶うことで、さまざまな「きっかけ」や「つながり」が生まれると考えています。

全国多くの地域で課題となっている公共交通の解決策の1つとしてチャレンジしていくために、皆様からの温かいご支援を心よりお待ちしております。

新たな公共交通
まちのクルマ Let’s（レッツ）が
はじまります

令和5年3月31日をもって町営バスが廃止され、4月1日から「まちのクルマ Let’s」が運行します。
これは「バス停まで遠くて使えない」「免許返納したら病院や買い物に行くのが困る」といった住民の声に応えたもので、家の軒先から目的地まで安価に移動できる新しい公共交通サービスです。

Let’sの概要

1乗車運賃（上限8,000円）の85％は町が助成し、個人負担は15％で乗車できます。
2神山町に住民票がある人が対象です。利用に際しては、事前に利用登録が必要です。マイナンバーカードで認証を行います。年齢、用途、回数の制限はありません。
3予約は電話またはアプリ（さあ・くる）で、町内のタクシー会社（川又タクシー、寄井観光、つばめ観光）に依頼してください。
4タクシーを利用して町外へ行く場合、発着地のいずれかが神山町内に限ります。

半世紀にわたり
町の公共交通を支えてきました。

昭和47年、路線を廃止する徳島バスの代替手段として、町営バスの運行が始まりました。大きく3路線（大中尾・勘場・名ヶ平線、焼山寺線、二ノ宮線）に分かれて、１日2?4往復していました。昭和49年度には町営バスの年間利用者数が約60,000人に達するなど賑わいを見せていましたが、人口の減少に伴い、年々乗車率は低下の一途をたどることに。まちの大切な交通手段として、約50年間親しまれてきましたが、令和5年3月31日をもって運行を終了します。

Let’sを支える人たちから

有限会社川又タクシー

今までタクシーを利用していた方はもちろん、子どもたちにも乗ってほしいです。保護者が送れない時に、習い事や友達の家にも行けます。
また、普段バスを乗り継いでいる方も、家から目的地まで直行できるので便利ですよ。
有限会社寄井観光

少しの距離でも会話をしながら、できるだけコミュニケーションを取ることを大切にしています。
お客さまをきっちり安全に送り届けることを心がけて、今まで以上に身近な存在になれるように努力します。
つばめ観光有限会社

通院や買い物の他に、マルシェやワークショップなど、町内で開催されるイベント会場への送迎に利用していただき、さまざまな世代の人たちがアクティブに楽しんで交流し、まちの活性化や健康な暮らしへとつながればと思っています。

Let’sで叶えたいこと

神領小学校6年生のみなさん

友達だけで、ショッピングモールに行って買い物したい。

ボウリングやゲームセンターで遊びたい。

アニメが好きなので、アニメショップに行ってみたい。

スポーツショップで好きなウェアを買いたいです。

週末や放課後の好きな時間に、友達の家に遊びに行きたい。

遠くてなかなか行けなかったけど、休みの日におじいちゃんに会いに行きたい。
てくてく栗生野に来ている
「笑みの会」のみなさん

食材を買いに石井まで行ってみたい。

お友達を誘って、新聞に載っている見頃のお花を見に、徳島県内を巡りたいです。

Let’sにみんなで乗り合わせて、映画を観に行きたいですね。

みんなで集合してから、美味しいランチを食べに行きたい。

免許返納して車の運転ができなくなったら、Let’sで病院まで行くのがいい。
あゆハウスの寮生のみなさん

町内のカフェ巡りをしてみたいです。

上板町や脇町を訪れて、藍染め体験をしたいです。

徳島阿波おどり空港まで送てもらって、県外を旅行したい。

鳴門の渦潮や祖谷のかずら橋を観光できたら。

バスだと本数が限られているけど、放課後にLet’sに乗って気軽に遊びに行きたい。

公共交通の運行に
ご支援をお願いします

「まちのクルマLet’s」はタクシー会社3社をはじめ、役場内外の方々と多くの議論を重ね、車で移動することに不安を抱えている方や遠出をあきらめていた方々のことを最優先に考え、誕生しました。
町民の方々がこれからも生き生きと活動する生活の中にLet’sが浸透し、誰からも愛される公共交通サービスになることを願っています。神山からはじまる新しい公共交通に応援をお願いします。

「まちのクルマ Let’s」に関わる人たち

神山つなぐ公社
田中泰子さん

Let’sは高齢者だけでなく、どの世代の人たちも利用できます。みんなで協力し合いながら、いろんな取り組みをすることで可能性はきっと広がると思います。Let’sを使うことで、例えば、子どもと高齢者のように、まちのいろんな世代の人たちが出会うきっかけがたくさん増えていく。スタートした先にみんなの笑顔があったら、まちの未来も変わっていくのかなと思います。